中国の秦剛・駐米国大使は20日、「ロシアのウクライナ侵攻を非難することは、暴力を終息させるうえで何の役にも立たない」と述べ、中国がロシアのウクライナ侵攻に対する非難を拒否したことは真っ当だと擁護した。
秦大使は同日、米CBS番組「フェイス・ザ・ネーション(Face the Nation)」で「中国が(ロシアの侵攻を)非難したからといって事態の解決に役立たない。ロシアにどのような影響を及ぼすかも疑問だ」と述べた。
また「中国はロシアと友好的な関係を望んでおり、ロシアとの正常な貿易、経済、金融、エネルギー協力を維持し続け、交渉と外交を通じてロシアの即時休戦を促す」と述べた。
秦大使は「中国はロシアにいかなる軍事支援もしていない」と述べ、「(中国は)戦争に反対し、危機の緩和のためにあらゆる努力をする」と主張しながらも、ロシアを非難することはなかった。
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