2024 年 5月 1日 (水)
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ネイバーウェブトゥーン、東南アジアなどで取引高急増

タイの現地ウェブトゥーン(左)。右はインドネシアの現地ウェブトゥーン©NEWSIS

韓国のネイバーウェブトゥーンはこのほど、タイやインドネシア、台湾での週間取引額が、史上最高値を記録したと明らかにした。

ネイバーウェブトゥーンによると、2月の第1週目(1月31日~2月6日)にタイ、インドネシア、台湾の3カ国・地域の週間取引額が前年同期比約68%増加し、過去最高を更新した。3地域での2月の月間取引高も、前年同期比約55%増加し、著しい上昇を見せている。

また、この3カ国・地域を含めたネイバーウェブトゥーンの東南アジアの月間活性利用者数(MAU)は、最近1300万を突破した。

加えて、モバイルデータ分析プラットフォーム「data.ai」(旧アプリアニメ)によると、先日、Google Playの漫画アプリで、ネイバーウェブトゥーンは、この3カ国・地域で軒並み収益トップにつき、ウェブトゥーンの大衆化に成功したという評価が出ている。

最近、立ち上げられた韓国の人気作品と現地の作品が相乗効果を出して成果を出したという分析だ。韓国で人気のウェブトゥーン「私の夫と結婚して」と「入学傭兵」が東南アジア市場で爆発的な反応を得ており、グローバルな影響力を表している。

「私の夫と結婚して」は今年初め、インドネシアとタイで発売された後、週間売り上げ1位を記録し、人気連載中だ。「入学傭兵」はタイで男性向け作品週間売上1位を記録し、グローバルファンの注目を集めている。

また現地の作家を発掘し、共通の情緒を共有する作品が肯定的な反応を得て人気を集めている。インドネシア現地の説話を基にしたウェブトゥーン「デデス」は2月にリリースされ、新作&トレンドチャートで1位を記録した。タイの古典説話をトレンドに合わせて脚色した作品「ワンタンライツァイ」も発売後1週間で週間取引額1位になり、現地作品の最高売上を記録している。現地の読者に親しまれており、連載序盤からドラマ化の議論が進められている。

ネイバーウェブトゥーンは、従来の市場で検証された韓国ウェブトゥーンコンテンツを翻訳・披露する戦略はもちろん、現地で公募展やアマチュアウェブトゥーン作家の登用プラットフォーム「キャンバス(CANVAS)システム」を通じてローカルな情緒と文化的共感を引き出すコンテンツを発掘し、東南アジア市場で確固たる位置を保っている。

ネイバーウェブトゥーンのユーラシア事業リーダーのチャ・ハナ氏は「タイ、インドネシア、台湾で取引額と利用者数の面で良い成果を上げている。今後も多くの現地創作者が活動できる生態系を構築し、ウェブトゥーンが東南アジア地域を代表するエンターテイメントブランドとして位置づけられるよう最善を尽くしていく」と述べた。

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