2026 年 5月 25日 (月)
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カンヌ映画祭、韓国・ナ・ホンジン監督「ホープ」は受賞逃す

観客の拍手に応えるナ・ホンジン監督と俳優のファン・ジョンミン、チョ・インソン、チョン・ホヨンら(c)news1

第79回カンヌ国際映画祭の授賞式が24日夜(日本時間25日未明)、フランス南部のカンヌで開かれ、最高賞「パルムドール」にルーマニアのクリスティアン・ムンジウ監督の「フィヨルド」が選ばれた。韓国から10年ぶりの新作として最高賞を競うコンペティション部門に選出され、受賞への期待が高まっていたナ・ホンジン監督の「ホープ(原題:HOPE)」は、惜しくも受賞を逃し無冠に終わった。

パルムドールを受賞した「フィヨルド」は、ノルウェーの村に定着した信仰心の厚いルーマニア系家族が、児童虐待の疑惑に巻き込まれ、地域共同体や国家のシステムの中で崩壊していく姿を描いた重厚なドラマ。

今年のコンペティション部門には計22作品が出品され、このうち8作品が受賞を果たした。次席にあたる「グランプリ」にはロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督の「ミノタウロス」が選ばれ、「監督賞」はスペインのハビエル・カルボ、ハビエル・アンブロッシ両監督の「ラ・ボラ・ネグラ」と、ポーランドのパベウ・パブリコフスキ監督の「ファザーランド」が共同受賞した。

日本関係では、濱口竜介監督の新作「急に具合が悪くなる」に出演した岡本多緒(TAO)さんが、フランスのビルジニー・エフィラさんとともに「女優賞」を共同受賞する快挙を果たした。

受賞を逃したナ・ホンジン監督の「ホープ」は、非武装地帯にある港の出張所長(ファン・ジョンミンさん)が、町にトラが現れたという若者たちの言葉をきっかけに、村全体が非常事態へと陥る中で信じがたい現実に直面するサスペンス作品。大ヒット作「哭声/コクソン」(2016年)以来、ナ監督が10年ぶりに手がけた長編として注目を集めていた。

同作は17日の公式上映後、観客から7分間にわたるスタンディングオベーション(総立ちの拍手喝采)を受け、英映画誌スクリーン・デイリーの星取表でも4点満点中2.8点と比較的高評価を得ていたが、最高賞を含む主要賞への入賞には一歩届かなかった。

(c)news1

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