韓国のコンビニ業界が酒類売場を拡張し、「家飲み族」の攻略に乗り出した。コンビニでの酒類の需要が急増し、市場を先取りするための業界戦略と見られる。
GSリテールのGS25は、1000種余りの酒類で売り場の3分の1を占める酒類特化型フラッグシップストア「GS25全州本店」をオープンした。
酒類専用空間には▽5大シャトーワインを含むワイン600種類以上▽洋酒(ウイスキー、リキュール、ウォッカ)300種類以上▽その他(伝統酒、自家製ビール)100種類以上――など、全体で1000種類以上の酒類が置かれた。
コンビニのCUでは初心者でも簡単にワインを選べるように「ワインキュレーション」を実施している。ワイン専門YouTuber「ワインキング」とコラボレーションし、ワインキングが自らテイスティングして企画したワインセットをシーズン1(17種類)とシーズン2(10種類)と続けて販売する。
セブンイレブンはワイン需要増加に「ワイン特化売場」も増やす方針だ。セブンイレブンの今年(1月1日~3月10日)のワイン売上は前年同期比103.2%上昇し、昨年(204.4%)に続き3ケタの高い成長を続けている。昨年末4500店だった「ワイン特化売場」の数を今年は6100店にまで拡大することにした。
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