英紙フィナンシャル・タイムズが13日、ロシアが中国に兵器や装備などの軍事支援を要請したと報道し、ロシアが中国に要請した兵器が何なのか関心が集まっている。
同紙は米国高官の話として、ウクライナ侵攻が長期化すると、ロシアの一部兵器が底をつき、中国に支援要請をしたと伝えた。だが、その高官は何を要請したのかについては明確ではない。
米紙ニューヨーク・タイムズは、高官が具体的に明らかにしていないため正確には分からないが、中国が強みを持つドローンやミサイルである可能性があると報じた。同紙は、中国はロシア製兵器を多く輸入しているが、ドローンなどでは中国が世界最高水準の技術力を保有していると伝えた。
状況に詳しい関係者は「中国がロシアを助ける準備をしている兆候がある」「米国がこの事実を同盟国に伝える準備をしている」と明らかにした。
ロイター通信によると、中国の駐米大使館報道官がフィナンシャル・タイムズの報道について「そうしたニュースは聞いたことがない」と否定したうえ「中国はウクライナ危機に対して深い憂慮と哀悼を表する」「状況が早く沈静化し、1日も早く平和が訪れることを心から願う」と表明している。
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