K-ゲームに中東のオイルマネーが注目している。サウジアラビアの国富ファンドがK-ゲームの未来の成長性を高く評価し、投資を拡大している雰囲気だ。
ゲーム業界関係者によると、サウジアラビアの国富ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」(PIF)は今年に入り、NCソフトとネクソンの株式を取引場内で継続して購入している。
PIFは今年1月26日、NC株109万2891株を初めて取得したのを手始めに、2月16日まで計13回にわたり1兆ウォン以上を投資した。これによりNC株式203万2411株(持分率9.26%)を保有するようになったPIFは、キム・テクジン(金澤辰)NC代表(11.9%)に続き2番目の大株主になった。ネットマーブル(8.9%)、国民年金(8.4%)を超えた。
PIFは日本の東京証券取引所に上場されたネクソンにも投資した。ネクソン株の1兆578億ウォンを2月4日に取得したことを明らかにした後も、2509億ウォン相当を買い増した。PIFの持分率は7.09%で、日本マスタートラスト信託銀行(8.1%)に次いで4大株主に名を連ねた。
PIFは今回の買収が単なる投資である点を強調している。経営参加ではなく、株式保有による基本権利のみを行使するという点を明らかにしている。
ゲーム業界の関係者は「PIFがK-ゲームの株式を取引場内で買収している。公示する前までは取得事実を確認することは難しいが、最近の雰囲気からすると、買い増している可能性もある」とみている。
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