2026 年 4月 8日 (水)
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北朝鮮、新型潜水艦整備完了か…SLBM発射準備の可能性

NKインサイトキャプチャー(c)news1

北朝鮮が新浦(シンポ)一帯で新型潜水艦「金君玉(キム・グノク)英雄艦」の整備を終え、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試験発射に踏み切る可能性があるとの分析が6日、明らかになった。

韓国の民間衛星画像企業SIアナリティクス(SIA)が発刊した報告書「NKインサイト」によると、先月20日と26日に撮影された衛星画像を人工知能(AI)で分析した結果、咸鏡南道・新浦にある北朝鮮最大級の潜水艦基地周辺で、車両の活発な移動が確認された。

同地域では潜水艦の試験・訓練が実施される水中訓練場やドライドック(乾ドック)を中心に活動が集中していた。

特に、「金君玉英雄艦」に設置されていた遮光用の保安シートが撤去され、過去にSLBM発射試験の実績がある「8・24英雄艦」が近隣に移動した様子も確認された。甲板上に多数の人員が集まり、施設の出入口が開放されている状況も捉えられた。

SIAは、これらの動きについて「武装試験や海上機動に向けた準備段階の可能性が高い」と分析している。「金君玉英雄艦」はこれまで実際の軍事試験や運用実績がなく、2年以上続いた整備を経て、本格的な海上試験に入る可能性があるという。

今後は垂直発射システム(VLS)の設置後、「8・24英雄艦」とともに海上で技術データを比較し、弾道ミサイルや巡航ミサイルの試験発射を実施する可能性が指摘されている。

こうした試験が実施されれば、北朝鮮は潜水艦・水上艦・地上発射を組み合わせた多層的な核投射能力を誇示する狙いがあるとみられる。

一方、同地域では戦略核潜水艦の建造に関連するとみられる異例の動きも確認された。大型貨物船の船体をクレーンで移動させ、屋内建造施設に運び込む様子が観測されたという。

通常、北朝鮮は船体を解体して資材を再利用することが多いが、船体をそのまま移動させるのは異例とされ、特殊用途の艦艇建造の可能性も指摘されている。

報告書は「潜水艦の救難用支援艦(ASR)の建造の可能性もあるが、単なる資材再利用の可能性も排除できず、さらなる分析が必要だ」としている。

(c)news1

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