
ソウル市江南区大峙洞で学生時代を過ごし、ソウル大学歯学部に進学した学生が「大峙キッズ」の受験生活と私教育の実態を明かした。
ソウル大出身者が運営するユーチューブチャンネル「スタジオ・シャ」に出演した歯学部1年の学生は、高校2年ごろから塾代だけで毎月400万~500万ウォン(約44万円~約55万円)程度がかかっていたと語った。
小学生の頃から国語、英語、数学、理科の塾に週4回通い、その合間に水泳やバスケットボール、ボクシングなどの習い事も並行していたという。
高校進学後はさらに塾の数が増え、数学2カ所、国語1カ所、英語1カ所、理科4科目など、最大で9つの塾を掛け持ちしていたと説明した。
生活は過酷で、授業後は夜10時まで塾で学び、その後は午前4時まで自習室で勉強、朝7時に起きて登校する日々が続いた。睡眠不足が常態化し、学校の休み時間に立ったまま眠ることもあったという。
高校3年時には大学入試に合わせた生活リズムを徹底し、週の塾利用時間だけで約40時間に達した。
また、私教育は量だけでなく科目ごとに細分化して受講していたとし、中学3年までに高校課程の主要科目を終えることを目標に、数学はレベル別講座を複数同時に受けていたと明かした。
具体的な費用として、国語約70万ウォン(約7万7000円)、数学約90万ウォン(約9万9000円)、英語約30万ウォン(約3万3000円)、理科約90万ウォン(約9万9000円)、教材費約50万ウォン(約5万5000円)、オンライン講義費約50万ウォン(約5万5000円)、自習室費約30万ウォン(約3万3000円)、資料費約15万ウォン(約1万6500円)などが挙げられた。
その結果、高校2~3年時は月400万ウォン(約44万円)以上、受験直前期には500万ウォン(約55万円)を大きく上回る出費になったという。
さらに浪人した場合、年間で5000万~6000万ウォン(約550万円~約660万円)かかることもあるとし、奨学金を受けて浪人できればそれだけでも親孝行だと思うと語った。
過熱する私教育競争の実態と、その負担の大きさが改めて浮き彫りになっている。
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