
韓国のポータルサイト「ダウム(Daum)」が、6年前に終了した「リアルタイム検索語(実検)」を「リアルタイムトレンド」として復活させてから1カ月が経過した。かつては単一の検索語が世論を左右するほどの影響力を持っていたため、今回の復活にも期待が集まっていた。
しかし、開始から1カ月時点では、明確な変化は確認されていない。効果が本格的に表れるまでには、なお時間がかかるとみられている。
モバイルインデックスによると、3月3日のベータサービス開始から月末までの1カ月間、ダウムの1日当たりアクティブユーザー数(DAU)は250万〜270万人程度にとどまった。最多だった31日の298万人を除くと、全体の増減幅は約7%にとどまり、大きな伸びは見られなかった。
滞在時間にも顕著な変化はない。検索市場シェアは平均3.19%で、1カ月間は2〜5%台を推移した。前年同期の2.97%と比べてわずかに上昇したものの、導入直後の顕著な改善とは言い難い状況だ。現在、ダウムは韓国の検索市場で4位に位置している。
ダウムは2020年、世論操作などの問題を受けて約20年間続いた実検サービスを終了していた。しかしその後も、社会的関心の高い事件が発生するたびに検索流入が増える傾向が続いたことから、新たな形での復活に踏み切った。
同社は「多くの利用者が今何が起きているのかを迅速に把握できる機能を求めている」と説明し、より正確な情報と意見共有の場の提供を目指している。
また運営会社は、ユーザー流入と滞在時間の拡大に向けた施策も進めている。停止していたニュースコメント機能を再開したほか、SNS型フィードサービス「コミュニティ」の導入も予定している。
さらにスポーツ分野では、参加型サービスの強化も打ち出した。野球の試合で安打を予測する「ビ・ザ・レジェンド」を改編し、報酬規模を大幅に拡大するなど、利用者の関与を高める取り組みを進めている。
かつて「国民ポータル」と呼ばれたダウムの復活戦略は、まだ始まったばかりだ。
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