韓国大統領選の日がやってきた。9日午前6時から午後7時30分まで、全国1万4464カ所の投票所で進められる本投票を最後に、第20代大統領選挙は幕を閉じる。
地上波3社とJTBCの出口調査結果は午後7時30分に出る。中央選挙管理委員会によると、開票は8時10分ごろ始まる見通しだ。
4~5日の2日間実施された期日前投票率は過去最高の36.93%を記録しただけに、25年ぶりに最終投票率が80%を超えるか注目される。カギは、女性と20~30代、新型コロナウイルス感染が確認された人が投票に参加するかどうかだ。
与党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)候補は清渓広場で開かれた最後の演説会で「大韓民国の運命と国民の未来がかかったこの歴史的な大回転の場で、最後の1人まで参加して“アゲイン2002”、勝利の歴史をともに作ってほしい」と訴え、ノ・ムヒョン(盧武鉉)元大統領が好んで歌った曲を歌いながら涙を見せたりもした。
保守系野党「国民の力」のユン・ソンヨル(尹錫悦)候補はソウル広場で開かれたフィナーレ遊説で「民主党政権は私が大統領になれば自分たちの足を引っ張ると脅かしているが、主権者である国民の皆さんが私を応援してくださるので恐れることはない」と、最後のアッパーカットを飛ばした。ユン候補の遊説には俳優キム・ブソンがサプライズ演説者として参加した。
革新系野党「正義党」のシム・サンジョン(沈相奵)候補は高麗大、漢陽大、梨花女子大など大学街を回りながら遊説した後、弘益大近くでフィナーレ遊説に臨み、「両党が代弁することのない数多くの市民、その非主流市民とともに主流になる、という所信を決して破ることはない。両党体制を終わらせ、多党制連合政治の道を、曲げずに走っていく」と明らかにした。
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