
韓国で物価高と為替上昇の影響で外食費が上昇するなか、かつて低迷が指摘されたファミリーレストランが再び活況を呈している。多様なメニューを比較的手頃な価格で楽しめることから、家族外食や職場の会食の場として“コストパフォーマンスの高い選択肢”として支持を集めている。
業界によると、アウトバックステーキハウスは昨年12月の全国売上高が前年同月比8.6%増を記録。前月比では55.5%急増し、過去最高を更新した。特に12月24~25日の2日間だけで売り上げ100億ウォンを達成し、年末の“ホットスポット”として存在感を示した。
2023年に全国92店舗だった店舗数は現在101店舗に拡大。ステーキやパスタ、プレミアムサイドを組み合わせた「カップルセット」の販売は前年同期比40%以上増加した。企業・団体の予約率も年末年始シーズンに15%伸び、家族利用に加え、MZ世代の集まりやビジネス会食の需要も取り込んでいる。
成長がより顕著なのはアシュリークイーンズだ。2022年に59店舗だった店舗数は昨年末時点で115店舗に倍増し、今年は150店舗体制を目指す。チキンを含む約200種類のメニューを提供し、平日ランチは1万9900ウォン前後と価格競争力を打ち出す。
売り上げは2021年の1160億ウォンから、2025年には5000億ウォンへと約5倍に拡大した。季節限定デザートやブランドとのコラボ企画を強化し、百貨店や複合商業施設への出店も進める方針だ。
一方、コロナ禍で約20店舗まで減少したビップスも現在は35店舗まで回復。昨年は主要商圏に6店舗を新規出店し、オープン当日に100人以上が並ぶ店舗もあった。昨年の会員数は前年比22%増加し、最上位会員は導入初年度の2023年比で約3倍に増えた。
業界関係者は「一般飲食店の価格が大幅に上がるなか、2万~3万ウォン台でメインからデザートまで楽しめるファミリーレストランが合理的との認識が広がった」と指摘。「広い座席や駐車場を備え、団体利用にも適している点が再評価されている」と分析している。
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