2026 年 2月 20日 (金)
ホームライフスタイルファッション少子化が生んだ“超一点集中”消費…「子ども一人がVIP」韓国・百貨店が競うキッズ高級化戦争

少子化が生んだ“超一点集中”消費…「子ども一人がVIP」韓国・百貨店が競うキッズ高級化戦争

ロッテ百貨店提供(c)news1

韓国で少子化が続く中、子ども一人に惜しみなく投資する「VIB(Very Important Baby)」や「ゴールドキッズ」トレンドが広がり、プレミアム幼児・子ども向け商品の需要が拡大している。

流通業界によると、ロッテ百貨店は2025年のキッズ関連売り上げが前年比10%増加。このうちベビーカーやチャイルドシートなどプレミアム育児用品は30%伸びた。フランスの子ども服ブランド「ボンポワン」、フェンディのキッズライン、モンクレールのアンファンなど高級ブランドも25%増と好調だ。

現代百貨店は幼児・子ども部門全体で12%増、うち高級ブランドは24.9%急増。新世界百貨店も新学期シーズンのキッズ関連売り上げが15.6%増え、客単価も8.6%上昇した。

各百貨店はキッズ特化空間の拡充や高級ブランド誘致を加速させ、MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)の親の取り込みを図る。

ロッテ百貨店は本店や蚕室店などでキッズ館を相次いでリニューアルし、体験型教育コンテンツを備えた専門空間も新設予定だ。米プレミアムブランド「ミシャ&パフ」の国内単独展開商品は発売後約30分で完売するなど人気を集めた。

新世界百貨店も毎月キッズ関連ポップアップを展開し、新ブランドを紹介。人気ブランドの衣料やバッグ、シューズなどをそろえた新学期フェアを実施している。

国内ファッション業界もキッズラインの高級化を進める。LF傘下のトライシクルが運営する子ども専門モール「ボリボリ」は、デザイナーズブランドなどプレミアム群を拡大。デザイナーブランド売り上げは前年比約154%増と急成長した。

「ヘジス」はキッズ専用公式サイトを構築し、ファミリーブランド戦略を強化。先月のキッズ売り上げは前月比280%増となり、新規顧客流入の窓口になっている。

イーランドワールドも「スパオキッズ」や「ニューバランスキッズ」を強化。ニューバランスキッズは2025年売り上げが前年比13.6%増の2500億ウォンに達し、主力事業に成長した。

少子化で市場規模は縮小傾向にあるものの、「一人により良いものを」という消費意識が高まり、プレミアム化が進行。量より質を重視する構造転換が、キッズ市場の新たな成長エンジンとなっている。

(c)news1

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