2026 年 2月 18日 (水)
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平壌に高層マンション林立、5万世帯計画“完遂”アピール…北朝鮮・金正恩総書記、娘・妻と竣工式に登場

17日付労働新聞(c)news1

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は2月17日、「首都建設5カ年計画を締めくくる和盛地区第4段階1万世帯住宅の竣工式が2月16日に盛大に開かれた」と報じた。新設されたペットショップを視察するキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の隣に娘と妻リ・ソルジュ(李雪主)氏の姿が見える。

北朝鮮が掲げてきた「平壌5万世帯住宅建設」事業が事実上完了した。キム総書記は和盛地区第4段階1万世帯住宅の竣工式に、娘、リ・ソルジュ氏とともに出席し、家族同伴での公開活動を続けた。

労働新聞は、和盛地区に造成された1万世帯規模の住宅団地の竣工を伝え、今回の成果について「党第8回大会が決定した平壌市5万世帯住宅建設目標を輝かしく超過達成していることを示す成果」だと強調した。和盛地区の建設を通じ、首都建設の新たな全盛期が開かれ、自立・自尊の旗印の下で社会主義文明が一層誇示されていると評価した。

式典にはキム総書記が出席し、新たに整備された街区を視察、住民らとあいさつを交わした。とりわけ娘と並んで登場した姿が再び注目を集めた。娘は最近、軍事・国家行事に相次いで姿を見せており、後継構図をにらんだ象徴的な動きとの見方も出ている。

労働新聞はまた、キム総書記一家が新しい通りの商業・便宜施設を見て回る様子も掲載した。キム総書記、娘、リ・ソルジュ氏がペットショップや楽器店を訪れ、完成した住宅地の生活インフラを強調した。とくに「ワンワン」と書かれた看板のペットショップ前で娘の隣に立つ人物がリ・ソルジュ氏と確認されたという。

家族を伴う姿を公開することで、体制の安定性や「正常国家」としてのイメージを内外に印象付ける狙いがあるとの分析もある。同時に、家族単位の日常的な場面を前面に出し、「人民生活の向上」というメッセージを視覚的に伝える宣伝効果を狙ったものとみられる。

現場には大勢の群衆が集まり、竣工を祝った。高層マンションや各種便宜施設が立ち並ぶ新都市の様子も公開された。労働新聞は和盛地区を「現代的な美感と独創性が具現化された理想的な都市区画」と描写し、大規模高層住宅と公共・便宜施設が調和し、住民により安定的で文明的な生活条件を提供すると伝えた。また今回の事業を「人民の福利増進をすべての活動の絶対的基準とする党政策の明確な結実」と宣伝した。

平壌5万世帯建設計画は、キム総書記が2021年の党第8回大会で打ち出した中核住宅政策で、毎年1万世帯ずつ計5万世帯の新規住宅を供給し、首都の住宅問題解消を目指す構想である。今回の和盛地区竣工も、大規模住宅地開発の成果を強調し、体制への自信を誇示するとともに内部結束を強める目的があるとみられる。

(c)news1

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