2026 年 2月 16日 (月)
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「反・西側連携」か対話余地か…北朝鮮・党大会で問われる金正恩総書記の対外メッセージ

朝鮮中央テレビキャプチャー(c)MONEYTODAY

北朝鮮で5年ぶりとなる最大の政治行事、第9回党大会の開催が目前に迫った。4月に予定されるトランプ米大統領の訪中を契機に米朝対話再開の可能性が取り沙汰される中、キム・ジョンウン(金正恩)総書記がどのような対外メッセージを発するのか注目が集まっている。

情報当局などによれば、党大会は2月下旬に平壌で開催される見通しで、約1週間の日程で進められる可能性が高い。過去5年間の総括と今後5年間の対内外路線が提示されるとみられる。

北朝鮮はロシアのウクライナ侵攻への派兵を機にロシアとの連携を強化。昨年の中国の戦勝節では中露朝の結束を誇示した経緯がある。今回の党大会でも反・西側連携を軸とする外交路線を明確にする可能性が指摘される。

一方、4月のトランプ氏訪中を前に、対米メッセージのトーンにも関心が集まる。対話再開の余地を残すため表現を和らげるのか、それとも「対話は米国の姿勢次第」との従来立場を強調するのかが焦点だ。

最近では、キム・ヨジョン(金与正)党副部長が韓国統一相の発言に「幸いだ」と一定の評価を示しつつ再発防止を求める談話を発表。韓国側に責任があるとの立場を改めて強調した。専門家の間では「敵対的な二国家論」をさらに具体化する可能性も指摘されている。

内政面では、経済・安全保障分野の成果を前面に出すとみられる。地方振興政策の進展や観光地区建設、保健・教育分野の近代化などを強調し、自力更生路線の継続と「次段階への飛躍」を宣言するとの見方がある。

軍事面では核戦力の高度化や新型兵器体系の導入、ロシアとの軍事技術協力の成果などが総括される可能性が高い。党大会に合わせた閲兵式で新兵器が公開されるかも注目点だ。

今回の党大会を機に、建国の父、キム・イルソン(金日成)氏にのみ与えられてきた「共和国主席」称号がキム総書記に付与される可能性も取り沙汰されている。北朝鮮専門メディアは、党大会後の最高人民会議で公式化される可能性に言及した。

(c)MONEYTODAY

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