
韓国最大手のフードデリバリーアプリ「ぺミン(配達の民族)」を運営する「優雅な兄弟」は4日、アプリ表示言語として日本語、英語、中国語の提供を始めたと発表した。
同社は多言語利用環境の構築に向け、大規模言語モデル(LLM)を基盤とする生成AI技術を採用した。単語単位ではなく、文章全体の意味や文脈を把握し、自然で正確な表現に翻訳する仕組みだという。
これにより外国語利用者は、検索、店舗やメニューの選択、決済、配達状況の確認といった注文の主要な流れを、使い慣れた言語で操作できる。今後は問い合わせ対応を円滑にするため、チャット相談を自動翻訳する機能の導入も検討するなど、カスタマーサポート体制の整備も進める方針だ。
多言語表示は利用者側のアプリ画面のみに適用され、注文受付や配車などの運営フローは従来通り維持される。このため、入店パートナー(店舗)や配達ライダーは、特別な変更なくこれまでと同じ方法でサービスを使える。
同社は、訪韓観光客など外国人利用者の注文ハードルが下がることで、新規顧客の獲得や追加売り上げにつながる効果を期待している。
アプリの言語設定は、AndroidやiOSなど各モバイルOSの「設定」メニューから切り替えが可能だ。今後は「メニュー名辞書」の構築などを通じて翻訳の精度と自然さを高めるほか、現在は飲食配達に限定している多言語対応を、買い物・ショッピングなど他のサービス分野へ広げる案も検討している。
昨年12月のぺミンにおけるグローバル決済の注文件数は、前年同月比で約300%増加したという。
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