
韓国忠清北道忠州市で200億ウォン台に上る金投資詐欺事件が発覚し、被害者の二次被害が深刻化する恐れが強まっている。
被害者らによると、事件発覚から1カ月以上が過ぎた現在も、警察の捜査は目立った進展を見せていない。警察は2025年12月末、「数百億ウォン規模の投資詐欺に遭った」との被害届を受け、捜査に乗り出した。
被害者たちは「金を安く仕入れ、高値で売却して利益を分配する」という説明を信じて資金を投じたが、元本を失う危機に直面している。資金を集めていた人物が、配当予定日に夫とともに金を持って逃走したためだ。2人は巨済島で自殺を図り、この人物は現在、退院後に通院治療を受けているという。
問題は、警察に届け出た被害者よりも、被害が表面化することを恐れて沈黙している人がさらに多い可能性がある点だ。警察に把握されている被害額は数十億ウォン規模にとどまるが、被害者側は実際の被害総額が約230億ウォンに達すると主張している。
多くが被害を申告できない背景には、「家族に内緒で投資していた」という事情がある。投資資金はカードローンや、家族の死亡補償金、がん保険の保険金などで工面したケースも少なくない。
このため、家族に打ち明けられず、精神的な負担から体調を崩す人も出ている。投資の事実が発覚し、夫婦関係に亀裂が入った家庭もあるとされる。
被害者の一人は「時間が経つほど二次、三次被害が起きる可能性が非常に高い。多くの被害者が誰にも相談できず、ただ途方に暮れている」と訴えた。
忠州警察署の関係者は「現在も捜査を進めている」とした上で、「被害回復の可能性を最大限探る」と話している。
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