韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領が3日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談した。ロシアのウクライナ侵攻から8日ぶり。
会談は同日午後5時35分から30分間。
ムン大統領は「非常に残念な状況で再び電話で話をすることになった。ロシアの武力侵攻で犠牲になった方々と遺族に深い弔意を表し、侵略に立ち向かって戦う大統領とウクライナ国民の勇気に敬意を表する」と慰労の意を伝えた。
また「韓国は戦争を経験したので戦争の惨状をどこより知っており、ウクライナ国民が経験している悲しみと逆境に深く共感する。ウクライナが早く平和と安定を回復することを祈り、韓国が共に進む」と述べた。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナの状況を説明し、危機克服と防衛に向けた支援を要請した。
これに対し文大統領は「韓国はウクライナの主権と領土が保存されなければならず、対話を通じた平和的努力を支持する」と、国際社会の対ロ制裁への参加について説明したうえ、ウクライナ政府と国民、避難民に1000万ドル規模の人道的支援を緊急提供することにしたことに言及した。
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