2026 年 1月 26日 (月)
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「李在明当選なら新天地が迫害される」…韓国・新興宗教と前大統領の蜜月

2020年2月28日、新天地名簿の全数調査結果と新型コロナウイルス感染症への対応計画を発表する当時のイ・ジェミョン(李在明)京畿道知事(c)news1

「イ・ジェミョン(李在明)氏が大統領が当選すれば、新天地は迫害される」。新興宗教「新天地イエス教証しの幕屋聖殿」(新天地)を脱退した元幹部は25日、同教団と政治権力の癒着疑惑を巡り、こう語った。2021年の韓国大統領選で、当時野党候補だったユン・ソンニョル(尹錫悦)氏を支持した理由が、これだという。

イ・ジェミョン大統領は京畿道知事時代の2020年初め、新型コロナウイルス感染症が流行し始めた際、大邱の新天地教会を中心に感染者が急増したことを受け、検察に家宅捜索を求めるなど強硬姿勢を示した。

これに対し、当時の法相が新天地への強制捜査を指示したものの、検察総長だったユン・ソンニョル氏はこれを拒み、家宅捜索などに踏み切らなかった。これを機に、新天地内部ではイ・ジェミョン氏への反感と、ユン・ソンニョル氏への好意が形成されたとみられる。

教団トップのイ・マンヒ総会長は、2020年7月末に防疫妨害容疑で拘束審査を控える中、当時の京畿道知事だったイ・ジェミョン氏への怒りをあらわにした。音声記録によると、「もしイ・ジェミョンが我々を圧迫すれば、目的は達成できず、大きな損をする」と発言していた。

「新天地ナンバー2」と呼ばれ、集団入党を主導したとされるコ・ドンワン元総会総務も、2021年から2023年にかけての会話で、「先生(イ・マンヒ氏)が『ユン・ソンニョルとうまくいかなくなれば、すべてが終わる』と語った」と伝えたという。

新天地による国民の力への集団入党疑惑は、ホン・ジュンピョ(洪準杓)元大邱市長の暴露で表面化した。ホン氏は、新天地信者約10万人が責任党員として登録し、党内予備選でユン・ソンニョル氏を支援したと明かした。

検察と警察の合同捜査本部は、新天地脱退幹部の事情聴取を通じ、2021年5~7月にかけて集中的な入党があったとの状況を把握。地域別の割当量や指導部の具体的指示に関する証言も確保した。

さらにユン・ソンニョル政権発足後も、組織的な入党が続いた疑いが浮上している。2023年夏から始まったとされる「ピラティス作戦」では、コ・ドンワン元総務が各地域責任者に平信徒の入党指示や名簿廃棄を命じたとみられる。

活動は京畿道果川市や軍浦市周辺で活発だった。新天地は果川市を「聖地」と位置づけ、本部や礼拝堂を置く一方、宗教施設への用途変更を巡り市と長年法廷で争っている。関係者は「宗教施設の許認可など教団の懸案を有利に進める狙いだった」と指摘する。

新天地の政治関与は2002年の旧ハンナラ党時代にさかのぼる。脱退した元幹部らは、これまで党員登録した信者は5万~10万人に上ると推計する。

一方、新天地側は「いかなる政党に対しても、党員登録や政治活動を指示した事実はない」と全面否定。「組織的な選挙介入は構造的にも事実上も不可能だ」と反論している。

(c)news1

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