2026 年 1月 26日 (月)
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韓国・現代自動車グループ、車の枠超えロボティクス・AIへ…専担チーム新設、人材獲得で新事業を加速

ヒューマノイドロボット「アトラス」(c)news1

韓国・現代自動車グループが、自動車メーカーの枠を超え、ロボティクスや人工知能(AI)を中核とする新事業への転換を本格化させている。専担組織の新設に加え、グローバル人材の獲得、ロボットの実装ロードマップ提示など、将来産業の先取りに向けた動きが具体化してきた。

業界によると、同グループはチェン・ジェフン副会長直轄で「事業企画タスクフォース(TFT)」を新設。ロボティクス・AI基盤の新事業戦略を前面に押し出す。TFTには戦略投資やM&A、ガバナンス、事業ポートフォリオの専門家が合流したとされ、完成車中心だった組織構造を改め、ロボット・AI・自動運転を中長期の成長軸に据える狙いがうかがえる。

TFT新設はボストン・ダイナミクスの将来のIPOや、その後のガバナンス再編も視野に入れた布石との見方もある。

同グループは米ラスベガスで開かれたCESで、ヒューマノイドロボット「アトラス」を披露。技術デモにとどまらず、現代自動車、起亜、現代モービス、現代ウィア、現代グロービスなどのグループ力を結集し、製造・物流の現場に段階的に投入する計画を示した。2028年をめどに工場での実装を進め、反復・高負荷作業をロボットが担い、人は管理・判断に集中する体制を構築するという。

市場の評価も変わりつつある。ロボティクス事業転換への期待を背景に、同グループの時価総額は100兆ウォンを超え、特にボストン・ダイナミクスを軸とするロボット事業価値の再評価が進む。IPOやガバナンス再編の可能性が取り沙汰されるゆえんだ。

人材面では、エヌビディアやテスラでの経験を持つ研究者を自動運転・AI部門の要職に迎え、さらにテスラで自動運転「オートパイロット」やヒューマノイド「オプティマス」を率いた人物を助言役に据えた。ロボットとAIの融合で相対的に出遅れとされた自動運転の競争力を引き上げる構えだ。グローバル・ビッグテックとの連携も拡大し、ジェンスン・フアン氏率いるエヌビディアなどと協業を深め、技術内製化とエコシステム拡張を並行して進める。

(c)news1

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