
韓国の人気グループBTS(防弾少年団)が約4年ぶりにフルメンバーで開催するワールドツアーに釜山が含まれたことを受け、現地の宿泊業界における「消費者欺瞞行為」をめぐる論争が拡大している。単なる宿泊料金の値上げにとどまらず、「改装」や「廃業」を理由に既存の予約を一方的に取り消した上で、同じ客室を数倍から数十倍の価格で再販売する事例まで確認されている。
最近、SNSやオンラインコミュニティでは、宿泊施設から突然「強制的な予約キャンセル」を通知されたという投稿が相次いでいる。主な手口は「リモデリング工事」や「営業終了」を名目に掲げるものだ。
6月の公演日程に合わせて事前に予約していた利用者に対し、エレベーター交換、内装工事、営業停止などを理由に運営中断を告げ、予約を取り消すケースが複数確認されている。
一部の宿泊施設では、問題となる日程そのものを「予約不可」と設定し、外部からのアクセスを遮断する例もある。これは、政府や自治体による「ぼったくり料金」の取り締まりを回避しつつ、低価格で確保された既存予約を排除し、利益を最大化しようとする戦略的行動とみられている。
こうした動きに対し、ネット上では「このような行為をしながら、宿泊業界が苦しいと言えるのか」「摘発されても罰金で済むから、一攫千金主義が横行するのだ」といった声が相次いだ。
実際、ある宿泊予約プラットフォームでは、通常20万~30万ウォン(約2万1620円~約3万2430円)台だった海雲台の有名5つ星ホテルの客室料金が、公演期間中に約5倍に跳ね上がっていることが確認された。
2022年に開催された釜山エキスポ誘致記念のBTS無料コンサートの際にも、宿泊料金の高騰が大きな社会問題となった。当時、一部の宿泊施設では通常料金の最大30倍の価格を設定し、強い批判を浴びた経緯がある。
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