2025 年 12月 27日 (土)
ホーム経済流通韓国PARIS BAGUETTE、24時間営業のハイブリッド店舗を導入…深夜・早朝は無人に切り替え

韓国PARIS BAGUETTE、24時間営業のハイブリッド店舗を導入…深夜・早朝は無人に切り替え

業界初の無人システムを導入したパリバゲットの「ハイブリッド店舗」(c)KOREA WAVE

韓国のベーカリーチェーン「パリバゲット(PARIS BAGUETTE)」が12月26日、フランチャイズベーカリー業界で初めて24時間営業の「ハイブリッド店舗」を導入すると発表した。

メガ・ニュース(MEGA News)のアン・ヒジョン記者の取材によると、パリバゲットの「ハイブリッド店舗」は、昼間はスタッフが常駐して通常店舗のように営業し、深夜・早朝の時間帯には無人システムに切り替えて運営する方式。顧客は24時間店舗を利用でき、加盟店は時間の制約なく売り上げを創出できる新しいモデルだ。

顧客は簡単なクレジットカード認証を通じて無人運営時間帯に店舗へ入店でき、商品に貼られたバーコードをスキャンしてキオスク(無人注文機)のレジで便利にセルフ決済すればよい。店舗では利用方法について音声案内があり、店舗の外部には「24hエンブレム」が掲示され、24時間営業店であることが分かるようになっている。また、無人運営時間帯の店舗の状況をリアルタイムでモニタリングできるため、加盟店主が安心して店舗を管理できる。

パリバゲットは2025年10月からソウルのカフェ瑞草駅店とヨンシンネ店を対象にハイブリッド店舗のテスト運営を実施した。テストの結果、無人時間帯の来店者が着実に増加し、顧客満足度も高かった。深夜以降の時間帯には食パン、サンドイッチなど食事代替製品に加え、ケーキの販売も活発だった。遅い時間に食事代替品が必要な場合や、急なイベントが発生したとき、または翌朝の朝食の準備ができていない顧客が主に利用していると分析されている。

テスト運営に参加した加盟店主らは、夜間の入店やセルフ決済システムなど必要な条件さえ備えれば運営が可能で、追加の売り上げも得られるため、高い満足度を示した。パリバゲットは、遅い時間帯にも人通りが多い都市の繁華街の店舗を中心に、ハイブリッドモデルを段階的に拡大していく。

テスト運営に参加したパリバゲット・ヨンシンネ店の加盟店主は「最初は無人運営に少し不安があったが、実際に運営してみると体系的なシステムのおかげで無人時間でも便利で安全に店舗運営ができた。おかげで売り上げも増加し、24時間営業に満足している顧客の声も確認できた」と語った。

パリバゲット関係者は「テスト運営により、顧客の利便性と加盟店主の満足度の両方を高める効率的な運営モデルであることを確認した。2026年からはハイブリッド店舗を全国に着実に拡大し、ベーカリー市場に新たな基準を提示していく」と述べた。

(c)KOREA WAVE

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