
韓国のIT大手NAVER(ネイバー)に12月、爆破予告が相次いだ。被害はなかったが、同月18日に3度目の予告があった際、協力会社の社員らが退避せず働いていたことが分かり、安全意識の欠如が指摘されている。
警察によると、18日午前、カカオの顧客センター掲示板に「カカオ本社およびネイバー本社に爆発物を設置した」との投稿があった。
警察の捜索で爆発物は見つからなかったものの、ネイバーは全社員にリモートワークを勧め、大半の社員がビルから避難した。
その一方で、ネイバー本社ビル内で建物管理や駐車場業務を担当する外部委託業者や子会社の社員らは勤務を続けていた。
協力会社の社員は「全員を退避させ、安全を確認するのが当然ではないか」と疑問を呈した。
カカオは15日に1度目の予告を受けた際、本社勤務者および近隣商業施設の利用者など約5000人を避難させていた。17日に2度目の予告を受けた際も同様の措置が取られた。
ネイバー側は「子会社に避難を通知し、現場責任者から関係業者にも内容は共有されている」と説明。「ネイバーが直接関与していないため、通知がなかったとの誤解が生じたのかもしれない」としている。
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