
韓国警察が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による政治家へのロビー疑惑をめぐり、教団内部の会計・財政担当者を相次いで事情聴取し、資金の流れの全容解明に乗り出している。警察は、こうした内部関係者の供述や押収資料をもとに、実際に政治家側へ金品が渡ったかどうかを詳しく調べる。
警察庁国家捜査本部の特別専従捜査チームは12月23日午前、教団世界本部で総務処長を務めた人物を参考人として召喚し、取り調べを開始した。
この人物は、ロビー疑惑の中心人物である元教団世界本部長、ユン・ヨンホ氏とともに教団の行政および財政実務を担っていた。ユン氏の妻で元・教団財政局長だった人物の直属の上司でもある。
警察は22日には教団の元会計部長と、他の関係者1人を召喚して事情を聴取した。
警察は、教団内部の財政・会計担当者を相次いで呼び出し、資金の流れを追跡。教団の金が実際に政治家に流れたかどうかを検証している。今月15日には、教団本部などを家宅捜索し、会計帳簿や領収書処理記録なども押収していた。
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