
韓国の人気料理家ペク・ジョンウォン氏が出演するNetflixのバラエティ番組『黒白料理人:料理階級戦争2』が好評を博している。しかし、ペク氏を取り巻く一連の論争により、視聴者の反応は一様ではない。
業界関係者によると、12月16日に配信が始まった『黒白料理人2』は、Netflixの韓国国内「デイリーTOP10」シリーズ部門で、これまで1位だった『自白の代価』を抜きトップに立った。
Netflix公式ランキングサイト「Tudum」は週単位での集計のため、まだ世界ランキングには登場していないが、『自白の代価』が非英語圏作品でグローバル1位を獲得していたことを考えると、『黒白料理人2』の順位も高くなることが予想される。
一方、今回のシーズン2は制作期間中のペク氏と彼の運営する「ザ・ボーン・コリア」社をめぐる数々の論争と重なり、放送前から懸念が広がっていた。
特に「ペクハム(ペク代表のハム商品)」問題を手始めに、農薬入りのリンゴジュース、ビールの柑橘類含有量、輸入鶏肉を使用したミールキット問題などが次々と浮上し、ザ・ボーン・コリアの株価は大きく下落。かつて1株3万ウォンを超えていた価格は、現在2万ウォン台半ば以下まで落ち込んでいる。
放送自体には好意的な反応も多い。「テンポが良くて面白い」「演出が前より洗練された」といった声がSNSやコミュニティサイトで目立つ。一方で、「面白いけど、やっぱりどこかモヤモヤする」「ペク氏の評価コメントが弱くなった」との批判も見られる。
実際に、ペク氏が番組内で料理を審査する様子をめぐって、「以前自分の番組で披露していた料理と似たメニューを審査している」などの指摘もある。また、「以前より無難なコメントが多く、勢いが感じられない」との声も聞かれる。
ペク氏の今後のテレビ出演は一部未定となっている。今年5月の『黒白料理人2』撮影終了をもって、「現在撮影中の番組を除き、すべての放送活動を中断する」と発表していた。
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