
クリスマスを目前に控え、ソウル市内の各自治区がツリー点灯式や冬のイルミネーションフェスティバルを相次いで開催し、年末ムードを盛り上げている。自治体ごとに個性あふれる装飾や住民参加型のプログラムを準備し、街のあちこちで「冬の情緒」が楽しめる名所が登場している。
恩平区では、区庁前の庭園「森のガーデン」とGTX延新849広場を“冬の庭園”として再整備した。恩平木工所が製作したトナカイやソリのオブジェを設置したフォトゾーン、大型クリスマスツリーとツゲを用いた2色のツリーゾーン、ヒイラギや白マツなどを活用した生き生きとした冬の景観が見どころとなっている。
城北区では12月6~7日に「第14回ヨーロピアンクリスマスマーケット」が区庁の「風の広場」や芝生広場で開催された。ヨーロッパ15カ国の大使館が参加し、計24のブースで各国の伝統料理やホットワイン「グリューワイン」、ソーセージ、民芸品などを販売した。
中区では区庁の芝生広場に「希望のクリスマスツリー」が設置された。高さ4mのメインツリーとサブツリー2基、フォトスポットも用意され、訪問者の目を引いている。点灯は12月31日まで続く。
金泉区では加山デジタル団地のSKV1・Wセンター前の広場に「Gバレー・クリスマスヴィレッジ」が登場。高さ15mの巨大ツリーとフォトゾーンが1月中旬までGバレー一帯を華やかに照らす。12月22~23日には企業や小規模事業者が参加するクリスマスマーケットや、ランチタイムにバスキング公演も予定されている。
陽川区は、パリ公園で「2025ビチェナラ(光の国)フェスティバル」を開催中。テーマは「光の童話、幻想の扉を開く」で、2026年2月1日まで続く。メインアーチ「ビチェナラ」や、LEDで演出された銀河・雪の結晶、ルミナリエの城、エッフェル塔、雪だるま、トナカイの家族など、多彩なテーマ型オブジェが並ぶ幻想的な空間となっている。
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