
韓国のバーガー・チキンブランド「マムズタッチ(MOM’S TOUCH)」は日本で初のフランチャイズ店舗をオープンし、現地でのフランチャイズ事業拡大に弾みをつけている。
韓国メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・スンヒョン記者の取材によると、神奈川県茅ヶ崎市に11月27日オープンした「マムズタッチ BLiX茅ヶ崎店」は初日の売り上げが、座席あたりで比較すると渋谷店の初期実績より高かった。
茅ヶ崎店はJR茅ヶ崎駅から徒歩5分の生活圏商業エリアに位置している。この場所は、1979年から約45年間にわたってロッテリアが営業していた場所。マムズタッチによると、開店後5日間、来客が絶えなかったという。
座席数は約70席と渋谷店(220席)の3分の1にすぎないが、初日の座席あたりの売り上げは1万6300円で、渋谷店の初期(9970円)よりも63%高かった。ロッテリアが運営していた当時の一日平均売り上げと比べても2.5倍という。
地方の生活圏に初めて出店したという点から、価格戦略も調整された。茅ヶ崎店では渋谷店より約7%低い価格を設定し、生活圏の消費者のリピーターを狙った。家族連れの利用が多い地域特性に合わせ、店舗の規模や座席の構成も調整された。
来店客の年齢層を分析した結果、20代以下が20%、20〜30代が40%、40〜50代が20%、50代以上が20%と、幅広い年齢層が訪れていた。同社は「バーガーとチキンを比較的合理的な価格で提供している点が、地域の消費傾向と合致したと見られる」と説明した。
マムズタッチは、茅ヶ崎店が今後、日本でのフランチャイズ希望者にとって「模範店舗」となることを期待している。同社関係者は「日本の日常的な外食文化の中でブランドが定着することが目標。東京の中心部を越えて、日本全国にフランチャイズ事業を拡大する」と語った。
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