2025 年 12月 4日 (木)
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韓国・済州ドリームタワー・カジノ、11月も過去最高売り上げ更新…不況期でも「500億ウォン台」3カ月連続

済州ドリームタワー・カジノ=ロッテ観光開発提供(c)news1

韓国の大手観光企業ロッテ観光開発が運営する済州ドリームタワー複合リゾートのカジノ部門が、2025年11月に過去最高となる月間売り上げを記録した。12月1日の公示によると、11月のカジノ純売り上げは513億5800万ウォンで、前年同月(260億ウォン)比で約97%増となった。

同カジノは2025年9月に初めて月間売り上げ500億ウォンを突破(529億ウォン)し、10月も504億ウォンを記録。11月も続けて500億ウォン台を維持し、業界では「オフシーズン逆走」と注目を集めている。

11月は一般に、10月の「ゴールデンウィーク」と年末年始の中間にあたる最も閑散期とされるが、今年はその特性を覆す形で、夏のピーク期である8月の売り上げ(429億ウォン)を上回った。ロッテ観光開発は「中国だけでなく、日本、台湾、シンガポール、香港など、VIP顧客の国籍がますます多様化している」と説明している。

売り上げ増加の一因とされるのが、マス(一般顧客)テーブルのホールド率だ。11月の同カジノのホールド率は25.7%と、世界最大級のカジノ地帯・マカオのコタイ地区の直近2年間の平均ホールド率26.2%に迫る水準を記録。これは売り上げ急増に大きく寄与したとされる。

顧客によるテーブル・ドロップ額(チップへの交換金額)は2357億ウォンで、前年同月(1351億ウォン)に比べて74.4%の大幅増加。利用者数も5万620人と、前年の3万5812人から41.3%増となり、7カ月連続で5万人台を維持した。

カジノに加えてホテル部門も好調で、11月には128億3500万ウォンの売り上げを計上。ドリームタワー全体としての月間売り上げは641億9300万ウォンに達し、前年比で69.5%増加。9月(670億ウォン)以来、3カ月連続で600億ウォン台を維持した。

ロッテ観光開発の関係者は「今年の爆発的な成長を背景に、過去最大の営業利益を達成する見込みが強まっている。年間での黒字転換への期待も高まっている。一定の売り上げを超えると利益が飛躍的に拡大する“営業レバレッジ”を活かし、今後は純利益の最大化に注力する」と強調した。

(c)news1

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