2025 年 12月 3日 (水)
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「国際結婚テーマ」のトークに落とし穴…日本人女性を妻を持つ韓国俳優の発言が炎上

YouTubeチャンネル「354 三五四」(c)news1

韓国発のYouTubeチャンネル「354 三五四」に11月25日、レギュラー出演者であるタレントのアルベルト・モンディ、ダニエル・リンデマンと、ゲストであるタレントのサム・ハミントン、俳優のソン・ジヌが出演し、国際結婚をテーマに話を交わした。その際のソン・ジヌとアルベルト・モンディの発言が物議をかもしている。

日本人女性と結婚したソン・ジヌが次のような意見を述べた。

「学校に行けば歴史を習うではないか。子どもたちが日本の血が混ざっているから……歴史を習う時に、周りに傷ついた子どもたちがいて、それが心配だ」

「後で歴史を習う時に備えさせているというか、『お母さんも日本人だけど、お父さんは韓国人だ。私たちは両方を持っている』と、はっきりと教えてあげた。そして『昔、だけど二人はケンカしたんだよ』と話してあげる」

この話を聞いたアルベルト・モンディは、ソン・ジヌの発言に共感を示し、次のように語った。

「うちもレオ(息子)が韓国史に興味が多くて本を読んだりするから、『ママ、日本人たちは本当に悪かった』と言うと、『昔はそうだったけど。うちのユカリおばさんも日本人じゃないか。日本人はそんなに悪いんじゃないし、これは歴史だから習えばいいんだ』と、両側の話を聞いてみなければならないと話した」

映像でこの発言が公開されると、批判的なコメントが殺到した。

あるネットユーザーは「日本が韓国を侵略した事実が明白なのに、これを単に『ケンカした』『双方の話も聞いてみなければならない』と発言したソン・ジヌとアルベルト・モンディの発言に呆れた」「特に韓国人であるソン・ジヌと、韓国に住み韓国を中心に活動しているアルベルト・モンディは、私たちの歴史についてよく知っているはずなのに、このような発言をしたという点で人々の失望は大きかった」という。

「354 三五四」の制作チームは映像を削除し、11月26日に公式コミュニティで「制作チームのミスにより出演者の発言が異なる意味で伝わる内容があったため、映像を非公開に切り替えた」「出演者の発言が、あたかも特定の事実を歪曲し、誤った内容を伝えるかのように映してしまったのは、我々の過ちだ」とする謝罪文を掲載した。

そこでは「編集の流れ上、単純な紛争のように聞こえるニュアンスで伝わってしまった」「『双方の話を聞いてみなければならない』という言葉も、歴史を両非論(問題の当事者となっている両方に間違いがあるとする主張)的に見ようという意味ではなく、『多様な社会的・歴史的状況を見る際に、複数の観点を理解する態度を持つのが良いだろう』という意味を一般的に説明する過程で出た言葉だった」と釈明している。

ソン・ジヌは、自身のインスタグラムで「慎重でない言動により、多くの方々に傷と失望を与えた点を心からお詫び申し上げる。歴史を歪曲して子どもたちを教育し保護しようという意図は全くなかった。多文化家庭の子どもたちの間で、親の国籍によって生じた嫌悪感が、子どもたちに無分別な暴力につながっているという周りの話を聞き、恐れが先に立った。だから『歴史的事実は正確に知るべきだが、いかなる状況でも暴力は絶対にしてはならない』という教えを与えたかった」と釈明した。

さらに「子どもの目線に合わせて説明しようという意図が先走り、『ケンカした』という誤った単語を使ってしまった。この部分については、いかなる弁解もなく私の過ちだ」とも伝えた。

(c)news1

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