在韓米軍は25日、ソウル・龍山(ヨンサン)基地の敷地のうち16万5000平方メートルをはじめ、京畿道(キョンギド)議政府(ウィジョンブ)所在の「キャンプレッドクラウド」や「キャンプスタンレー」取水場の敷地など約100万平方メートルを韓国側に返還することで合意した。
米韓在韓米軍地位協定(SOFA)合同委員長であるイム・サンウ(林相佑)外務省北米局長とスコット・フロイス在韓米軍副司令官はこの日、オンライン協議を経て、SOFA合同委共同声明を採択した。
米軍が今回返還した龍山基地は、北側のメインポスト2区域と南側のサウスポスト1区域だ。
米韓両国はこの他にも、今年上半期中に、「相当規模」の龍山基地敷地の追加返還を完了するために緊密に協力することにした。
米韓は昨年7月に発表した共同声明で、龍山基地の203万平方メートルのうち、4分の1(約50万平方メートル)を今年初めまでに返還するよう努力することで合意していた。しかし米韓双方は、この日の協議では16万5000平方メートルの敷地を初めとして、該当する龍山基地敷地を上半期中に順次返還を推進することにした。当初の継続よりも日程が延期されたのだ。
政府関係者は「龍山基地は現在使用中の大規模基地で、基地内の区域別に状況・条件が異なり、全体の返還を受けるのに長い時間がかかる」「段階的に返還することで米国側と協議してきた」と説明した。
米軍の龍山基地返還は2020年12月、サウスポスト内のスポーツフィールド・ソフトボール競技場の2区域(5万3418平方メートル)に続き2度目だ。 これまで返還された敷地は計21万8418平方メートルで、敷地全体の10%を少々超える。
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