
スタディカフェで発生した「タバコ臭」をめぐり、喫煙者と非喫煙者の間で激しい論争が起きている。発端は11月24日、韓国のオンライン掲示板「エフエムコリア」に投稿されたスタディカフェ内の掲示板写真。そこには「タバコの臭いを持ち込まないで」といった複数のメモが貼られていた。
これに対し、「外で吸ってから来ているのに文句を言うな」「料金を払って勉強しに来ているのに配慮を強いられるのはおかしい」といった反発の声も見られ、投稿はSNS全体で拡散、28万回以上閲覧され1200件超のコメントが寄せられた。
非喫煙者側は「喫煙の自由があるなら、臭いに文句を言う自由もある」と主張。喫煙者側は「屋外の喫煙所を利用した後まで非難されるのは理不尽」と反論し、議論は平行線をたどっている。
こうした問題はスタディカフェに限らず、大学図書館や一般のカフェでも起きており、建国大学では図書館内のタバコ臭が問題視された。また2020年には、ソウル市内のスタディカフェでタバコ臭が原因となり暴力事件に発展。利用者同士の口論から一方が顔面を負傷する事態となった。
一部のスタディカフェではすでに対策を講じており、出入口に注意書きを掲示したり、消臭スプレーを設置したりする対応が進められている。
視覚には現れない「臭い」が、静けさと集中を求める空間に新たな摩擦をもたらしており、喫煙者と非喫煙者の共存のあり方が問われている。
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