2025 年 11月 27日 (木)
ホーム社会「安値ツアー」の代償なのか?…韓国各地で中国人観光客による「不適切行為」続発

「安値ツアー」の代償なのか?…韓国各地で中国人観光客による「不適切行為」続発

SNSキャプチャー(c)NEWSIS

韓国内の観光地で近年、中国人観光客による「公衆の場での排泄行為」が相次いで報告され、文化財の保護や観光秩序の維持をめぐって社会的論議が広がっている。

直近では、済州島・漢拏山(ハルラサン)国立公園の公式サイト「提案します」掲示板に、「漢拏山で排泄し大声で騒ぐ中国人、どうにかならないのか」と題された投稿が寄せられた。

投稿者によれば、9月30日に城板岳(ソンパナク)コースを下山中、ツツジ畑避難所付近で6~7歳の子どもが排泄する様子を目撃し、保護者とみられる女性が排泄物を回収せずその場を離れたと主張している。投稿者は「我々のつつじ畑に糞とは……」と憤りを隠さなかった。

これを受け、国立公園側は「中国語表記の案内板を追加設置し、巡回スタッフを強化して即時の指導・法的措置を取る」と明らかにした。

同様の事案は、10月10日にはソウル・景福宮の北門(神武門(シンムムン))の石垣の下で発生。団体旅行中の中国人高齢男性が排泄していたところを発見され、問題となった。この神武門一帯は国指定史跡第117号に指定された歴史的文化財であり、当時は十数人のツアー客が同行していたことも確認されている。

また9月初旬には、済州・龍頭(ヨンモリ)海岸において、子どもの排泄後に処理をせず立ち去った観光客がいたとの目撃談がSNS上で拡散された。龍頭海岸は天然記念物であり、ユネスコ世界ジオパークにも登録されている厳重な保護区域である。

このように、ユネスコ登録地や文化財保護区域においてすら、基本的なマナーが守られないケースが頻発している点について、専門家からは「管理体制の限界が露呈している」との指摘が相次いでいる。

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