
かつて明洞(ミョンドン)や景福宮(キョンボックン)、北村(プッチョン)など、いわゆる「定番スポット」が中心だったソウルでの外国人観光客の動線が、最近になって大きく変わりつつある。新たな注目先は、ソウル・蚕室(チャムシル)に位置するロッテワールドタワーとロッテワールドモールだ。外国人観光客専用の「Discover Seoul Pass」との連携が、この地を“ホットスポット”に押し上げている。
ロッテ物産によると、ロッテワールドタワー展望台「ソウルスカイ」の2025年1月〜10月の外国人利用者数は前年同期比9%増加。さらに、8月にDiscover Seoul Passとの連携が拡充された後は、1カ月で外国人の利用者数が前月比75%も急増した。
この提携により、Discover Seoul Pass所有者は展望台のみならず、モール全体でさまざまな特典を受けられるようになった。主な特典は、ロッテアクアリウム30%割引、ロッテミュージアム無料入場、ラグジュアリーブランドが集まる「AVENUEL」のバー利用券などで、いずれも外国人観光客に人気の高い施設が含まれる。
8〜10月の3カ月間で、Discover Seoul Passを通じてロッテワールドタワー・モールを訪れた外国人は約2000人。これは、同期間のDiscover Seoul Pass購入者全体(約1万4000人)のうち、約15%が蚕室まで足を運んだ計算になる。
訪問者の国・地域は、日本や米国、台湾、フィリピン、マレーシア、シンガポールなどで、以前よりも多様化している。特にロッテミュージアムは、9月の国際アートフェア「KIAF SEOULとFrieze Seoul」との相乗効果により、外国人来場者数が初月の4倍に達した。
ロッテ物産は外国人観光客からの問い合わせの急増(10月時点で全体の約15%)に対応し、同社の公式ウェブサイト上に観光情報を拡充している。9月には日本語・英語・中国語に対応した「ツーリストガイド」セクションを新設。ラグジュアリー派向けとカジュアル派向けの2つのテーマ別モデルコースを紹介している。
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