
韓国忠清北道清州市にある和食店で、料理人が素手に唾液をつけて、トビウオの卵に味付けした「とびっこ」を扱う様子が撮影され、波紋が広がっている。撮影された映像が報道番組で紹介され、インターネット上では飲食業界の衛生意識に対する批判が相次いでいる。
JTBCの報道番組「事件班長」は11月18日、通報者が提供した映像を公開した。問題の映像は今月12日に撮影されたもの。
通報者によれば、家族と共に該当の和食店を訪れた際、料理人が素手に唾をつけた後、とびっこを手でつまんで料理を作っている場面を目撃したという。
通報者はその場で抗議したが、料理人は当初その行為を否定。しかし通報者が撮影した映像を見せると、「習慣的に出た行動だった」と釈明したという。

衛生状態に強い不快感を抱いた通報者一家は、食事を途中で切り上げて店を後にした。店側は謝罪の意を示し、料理代金の半額のみを受け取った。
その後、通報者はこの件を管轄する清州市の保健衛生課に通報。市は飲食店に対し過料を科す方針を明らかにした。
通報者は「今回の件でトラウマになり、もう外食する気が起きない」と心境を語った。
映像が報道されると、ネット上では「食欲が失せた」「あってはならない衛生意識だ」「指導や罰則の強化が必要だ」といった批判の声が相次いでいる。
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