2025 年 11月 17日 (月)
ホーム社会韓国・聴覚障害者協会の現職理事、手話通訳センター長の女性に性的暴行…協会内の「権力濫用」浮上

韓国・聴覚障害者協会の現職理事、手話通訳センター長の女性に性的暴行…協会内の「権力濫用」浮上

JTBCの放送画面(c)news1

韓国の聴覚障害者支援団体「韓国聴覚障害者協会」の現職理事(50代)が、同協会の手話通訳センター長である30代の女性を繰り返し性的暴行し妊娠させたうえ、約50万ウォンを渡して中絶を強要した疑いが報じられた。被害者は当時、同センターのセンター長として就任直後で、障害者コミュニティにおける有望な職務の一つを務めていたという。

被害者は理事から食事や会うことをしつこく誘われ、拒否しても言動がエスカレートしたと証言している。

被害は2022年の業務出張中のホテル室内で始まり、同年5月には複数回の性暴行を受けたとされる。妊娠を告げた際にも理事は暴行を続け、中絶を促して現金を渡したという。さらに理事は被害者の評判を落とす目的で「私生活が乱れている」といった趣旨のうわさを協会会員らに広め、被害者を孤立させようとした痕跡もあるという。

理事はJTBCの取材に対し「事実なら証拠を示して告訴しろ」と短く答えたと報じられている。

今回の報道は、かつて全国157の手話通訳センター長職(無給を除く)の人事権を事実上掌握していた韓国聴覚障害者協会の元事務総長であるチョ・某(趙某)に対する権力乱用疑惑の一件に続くものであり、協会内の権力構造と職員への横暴が改めて問題視されている。

(c)news1

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