2025 年 11月 12日 (水)
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11月13日は「決戦の日」…韓国・大学修学能力試験に55万人が挑む

2026年度大学修学能力試験(修能)を前に実施された最後の模擬試験(c)news1

韓国で2026年度の大学修学能力試験(修能)が11月13日に実施される。受験生数は前年より約3万人多い約55万4000人。2007年生まれの「黄金の豚年」世代の現役高校生が主力で、反対に既卒生の割合は減少した。

教育省と出題機関である韓国教育課程評価院によると、試験は全国85の試験地区・1310か所の会場で実施される。午前8時40分から午後5時45分までの時間帯で実施される。科目順は▽1教科 国語(08:40〜10:00)▽2教科 数学(10:30〜12:10)▽3教科 英語(13:10〜14:20)▽4教科 韓国史・探究(14:50〜16:37)▽5教科 第2外国語・漢文(17:05〜17:45)――となっている。

受験者総数は55万4174人で、前年の52万2679人から3万1500人余り増加した。これは2007年の出生数が約49万7000人と前年より5万人ほど多かったことが影響している。一方で、N修生(既卒生)は前年比2ポイント以上減少し、15万9922人(全体の28.9%)にとどまった。

試験当日は国家レベルでの支援体制が敷かれ、官公庁や企業の出勤時間は午前10時以降に調整される。首都圏では地下鉄の運行便数が増便され、試験場周辺200メートル以内は車両通行が制限される。英語リスニング(3教科)の実施時間帯(午後1時10分~1時35分)には航空機やヘリの離着陸が禁止され、砲撃訓練や戦車の移動といった軍事演習も中断される。バスや列車にも減速運行が求められるなど、徹底した静穏環境が確保される。

受験生は禁止物品にも十分な注意が必要だ。スマートフォン、スマートウォッチ、タブレットPC、Bluetoothイヤホン、電子タバコなど、すべての電子機器は持ち込み禁止であり、持参した場合は1教科開始前に監督官に提出しなければならない。違反時は不正行為としてその年の試験が無効となる。

(c)news1

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