
旅行中ずっと義父母の身の回りの世話をしたという女性が、11月5日に放送された韓国JTBCの番組「事件班長」で、義母が「ありがとう」と言ったのは、同行していた夫の姉夫婦だけだったというエピソードを語った。
結婚して2年目の30代半ばの女性は、秋夕(チュソク=韓国の旧盆)に夫の姉夫婦や義父母を伴って済州島(チェジュド)へ2泊3日の家族旅行に出かけた。
旅行中、義姉夫婦は幼い娘と観光を楽しみ、運転や食事の手配、義父母の世話はすべて女性と夫が引き受けた。バイキングでは義姉家族は別席で楽しく食事し、女性たちは義父母の食事を取り分けるのに追われた。
また、帰りも義父母を自宅まで送った。それなのに義母が空港で感謝の言葉をかけたのは義姉の夫だけ。「婿と離れるのが寂しい。今回は本当にありがとう」と気遣い、女性夫婦には一言のねぎらいもなかった。
義姉の夫は義実家に金銭的支援をしており、義母は彼を特別扱いしているのだ。女性は「もう義実家には行きたくない」と嘆いた。
これに対し家族問題専門のパク・サンヒ教授は「嫁の立場から見れば悲しく、当然の感情」とし、パク・ジフン弁護士も「差別は意図せずとも態度に出る。配慮は人目のないところですべきだ」とコメントした。
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