
韓国政府の支援で派遣された産後ヘルパー(産後ケア補助員)が、生後1カ月の乳児に無理やり粉ミルクを与えた上、哺乳瓶の乳首部分を自ら口に含む様子が防犯カメラに捉えられた。JTBCの情報番組「事件班長」が10月30日に報じた。
それによると、ヘルパーの行動を不審を抱いた依頼者夫婦が防犯カメラで確認。そこには10月29日午後6時39分ごろ、ヘルパーがソファに座って強引にミルクを与える様子や、哺乳瓶をくわえて吸う姿が映っていた。
夫婦はすぐ派遣業者に抗議し、利用料88万ウォン(約9万4000円)が返金された。
ヘルパーは「哺乳瓶を吸ったのではなく、ミルクが出るか確認しただけ」と釈明。夫婦は「信じられない」と憤っている。
その後、乳児に口内炎のような症状が見つかり、夫婦はヘルパーからの感染を疑っている。
この事件については、現場の地方自治体と派遣業者が事実関係の確認に乗り出しており、産後ヘルパーの衛生教育や資格審査制度の強化を求める声が高まっている。
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