2025 年 10月 30日 (木)
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韓国・李在明大統領「朝鮮半島の核問題解決に中国の建設的役割を」…習近平主席との会談前・新華社インタビュー

韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領(c)news1

韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は10月30日、習近平中国国家主席との首脳会談を前に、「韓国と中国は世界の主要経済国として、地域の発展と繁栄を共に導く協力パートナーだ」と強調した。

朝鮮半島の核問題の実質的な解決と平和に関しては、中国の建設的な役割を求めるとともに、早期訪中への意欲も示した。

イ・ジェミョン大統領は同日、中国国営新華通との書面インタビューで「中国は依然として韓国の最大の貿易相手国であり、サプライチェーン安定のための中核的パートナーだ」と述べた。

また「習主席と共に韓中間の相互協力を推進し、両国国民が実感できる成果を作り出していく」とし、「二国間の次元でも格別な意味を持つ」と語った。

韓中間で国民生活に関わる分野での実質的な協力強化策についても議論されることを期待すると述べた。イ・ジェミョン大統領はまた、両国間の経済協力に関する協議チャネルの拡充や、韓中FTAにおけるサービス・投資分野の交渉加速に対する期待感も表明した。

イ・ジェミョン大統領は「世界経済の不確実性の中でも、両国の貿易・投資関係は堅固に維持されている」と述べた。両国が今後も産業・サプライチェーン協力を強化していくことについて共通認識を持っており、これを通じて両国国民に実質的な恩恵がもたらされるようにすると語った。

今回のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を機に、習主席と産業およびサプライチェーン協力策について踏み込んだ議論が進められることを望むとした。

イ・ジェミョン大統領は特に、朝鮮半島の平和問題に関して中国の役割強化を求めた。

「朝鮮半島の平和と安定は韓中両国の共通利益だという共感を土台に、戦略的な意思疎通を強化し、朝鮮半島の非核化と平和を実現していく」と述べ、朝鮮半島核問題の実質的解決と平和構築のために中国の建設的な役割が必要だと強調した。

イ・ジェミョン大統領は習主席との親近感を示しながら、早期訪中の意志を明らかにした。イ・ジェミョン大統領は城南市長や京畿道知事在任時に何度も中国を訪問した経験に言及し、「印象深いことが多かった」と振り返った。

また「韓中関係の発展方向を正しく設定し、互恵的協力のモメンタムを維持していくためには、両国首脳間の相互訪問を通じて政治的信頼を深め、戦略的な意思疎通の流れを保つことが何よりも重要だ」と述べ、「機会があれば、できるだけ早く中国を再訪し、習主席と緊密な対話を再び交わしたい」と語った。

イ・ジェミョン大統領は、今回の習主席の国賓訪韓を機に、民生問題と平和問題の双方に実質的に寄与する方向で協力を一段階引き上げていく努力をすると述べた。

習主席はAPEC首脳会議出席を機に、11年ぶりに訪韓する。外交儀礼上最も格が高い「国賓訪問」の形式で訪韓し、2泊3日滞在する。11月1日にはイ・ジェミョン大統領と会談する。

(c)news1

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