
韓国・大韓体育会のユ・スンミン会長が大韓卓球協会長を務めていた当時、後援金に関連したインセンティブを他人名義で受け取った疑いにより、警察に立件されたことが明らかになった。
警察関係者や複数の報道を総合すると、ソウル警察庁金融犯罪捜査隊は、ユ・スンミン会長を業務上背任などの容疑で捜査対象に定めた。
疑惑の核心は、ユ・スンミン会長の所属事務所代表を務める弟が、大韓卓球協会から総額2億ウォン(約2200万円)超にのぼる後援金インセンティブを受け取っていた点にある。警察は、このインセンティブが実際にはユ・スンミン会長に渡るよう、弟名義で受け取ったのではないかとみて捜査を進めている。
問題となっているインセンティブ制度は、後援金の10%を仲介者に報奨金として支給するもので、ユ・スンミン会長が大韓卓球協会長を務めていた時期に導入された制度とされている。
現時点でユ・スンミン会長側は疑惑について公式な立場を表明しておらず、警察の捜査の進展に注目が集まっている。
(c)news1

