
結婚を控えた韓国の女性が、突然態度を変えた婚約者の家族に困惑している。経済的にゆとりがないため、当初は「婚礼品も結納金も不要」と言ってくれていたのに「全て準備しなさい」と態度を翻したのだ。
女性のオンラインコミュニティへの投稿によると、結婚は来年初めの予定。婚約者はソウルに持ち家があり、家族も商業用の不動産などを所有している裕福な家庭だ。一方、女性は地方出身で、父親は最近がんで療養中。弟が家計を支えている。
婚約者は既に新居を用意している。婚礼品や結納金も不要だと聞いており、ありがたい話だと思っていた。それでも最低限の礼儀として洋服を贈り、家電も少しは用意するつもりだった。
しかし最近、婚約者の母親が「体一つで嫁に来るわけではないだろう」と言い出し、結納金も婚礼品も準備するよう求めた。
結納金は新居の価格の一定割合で贈るという話もあり、ソウルの物件だと30%でも数億ウォン(数千万円)になる。用意するのは現実的に不可能だ。
女性は「身の丈に合った準備しかできない。正直、賃貸の家で一緒に暮らしても不満はないが、最低限の礼儀は尽くしたい」と悩んでいる。
ネット上では「最初に“いらない”と言っておきながら後から要求するなら結婚を再考すべきだ」「婚約者が調整できないなら結婚生活も苦労が見える」といった意見が寄せられた。一方で「相手が家を用意したなら、女性側もできる範囲で礼を尽くすのが筋」との声もあった。
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