2025 年 10月 26日 (日)
ホーム国際APECのCEOサミット、まもなく韓国・慶州で開幕…韓・米・中の主要企業トップが一堂に集結

APECのCEOサミット、まもなく韓国・慶州で開幕…韓・米・中の主要企業トップが一堂に集結

2025年10月24日、ソウル駅構内に設置された大型ビジョン(c)news1

アジア太平洋経済協力会議(APEC)CEOサミットが10月28日、韓国・慶州で開幕する。人工知能(AI)、デジタル転換、カーボンニュートラルといったグローバル経済の主要課題を巡り、韓国・米国・中国を含むAPEC加盟国の主要企業トップらが一堂に会し、協業と投資について水面下での協議が進められる。

サミットは27日に開催されるテックフォーラムを手始めに、28日の歓迎晩餐会で公式に幕を開ける。今年のテーマは「Beyond Business Bridge」(境界を超え、ビジネスを通じて、新たな協力関係を築く)で、韓国の経済団体である大韓商工会議所が主催し、会頭のチェ・テウォン(崔泰源)SKグループ会長が議長を務める。29日午前にはチェ会長の開会挨拶で本格的なセッションが始まる。

今回のCEOサミットには、APEC加盟21カ国のうち16カ国から首脳級が出席し、世界的企業のCEO約1700人が参加する。韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は開幕式で特別演説をに臨み、トランプ米大統領は29日に訪韓して韓米・韓中・米中首脳会談を予定している。中国の習近平国家主席も30日から国賓として訪韓する予定で、これに伴い米中の主要企業幹部も多数来韓する。

サミットの経済効果は約7兆4000億ウォンと見込まれており、雇用創出効果は2万2000人に上ると大韓商工会議所は推定している。このうち直接効果は3兆3000億ウォン、観光や消費による中長期的な付加価値は4兆1000億ウォンとされる。

今回の特徴は、各国首脳と企業CEOによる直接のビジネス対話が重視されている点にある。企業側は首脳や閣僚とのミーティングを通じて、具体的な投資・協業案件の発掘に動くとみられる。

会期中は20のセッションが用意され、AI、デジタル通貨、カーボンニュートラル、半導体、サプライチェーン、デジタルヘルス、医療サービス、エネルギー転換などが議論される。講演者は70人を超える見込みで、各国のグローバル経済リーダーが登壇する。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular