2025 年 10月 25日 (土)
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韓国国会・国政監査に“月面探査車”登場…「韓国の宇宙スタートアップを育成せよ」国会が要請

UELの月面探査車(c)news1

韓国国会の宇宙航空庁に対する国政監査の場に、国内唯一の月面探査ローバー製造企業「無人探査研究所(UEL)」の探査車が登場し注目を集めた。国会は、宇宙探査分野で挑戦を続ける国内スタートアップへの支援を政府に強く求めた。

16日に開かれた国会科学技術情報放送通信委員会の同庁対象国政監査で、共に民主党のイ・ジョンホン議員は自らUELの月面探査ローバーを操作し、その動作を実演した。

イ・ジョンホン議員は「韓国が2032年に月面着陸を達成するには、探査活動を担うローバーの開発が欠かせない。UELは数百億ウォン規模の開発費を投入して独自に探査車を製造している。こうしたスタートアップが安心して研究開発を進められる環境を、政府と同庁が整備すべきだ」と強調した。

これに対し、宇宙航空庁は「大企業だけでなく中小企業やスタートアップの育成にも注力している」と説明した。具体的には、来年度に官民共同出資の「ニュースペース・ファンド」を今年の約81億ウォンから1000億ウォンへと大幅に増額し、民間出資を含めて総額2000億ウォン規模の基金を運用する方針を明らかにした。

宇宙航空庁のユン・ヨンビン長官は「2000億ウォン規模の基金を効率的に活用すれば、民間宇宙スタートアップを十分に育成できる。ニュースペース・ファンドを持続的に拡大し、韓国型宇宙産業エコシステムを構築していく」と語った。

(c)news1

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