
韓国の30代男性が軍服務中、妊娠した交際相手と結婚し、11年間娘を育ててきたが、DNA鑑定の結果、実子ではないことが判明した。男性は9月29日に放送されたJTBCの番組「事件班長」で「人生が崩れ落ちた」と語った。
番組によると、男性は軍服務中に交際していた女性から妊娠していると告げられ、大学を中退して働き始めた。
その後娘が生まれ、一家は妻の実家で8年間暮らした。娘は障害があってリハビリが必要で、男性の給与の大半は医療費や生活費に消えた。大企業に勤める妻は出張や会食で外泊することも多かったが、姑が孫を預かろうと提案しても拒んだ。
一方、妻が知人に「夫の家は金持ちだと思ったのに違った」と陰口をたたいていたことが判明。さらに男性は、義姉の結婚式で家族写真から外される屈辱を味わい、離婚を決意した。最終的に協議離婚が成立し、男性は2年以上にわたって養育費を支払いつつ週末に面会を続けた。
しかしある日、娘と食事をしていた際に店員から「全然似ていない」と言われ、気になった男性はDNA鑑定を依頼。実子ではないことが分かった。妻は「DNA検査は信じられない。あなたが父親だ」と言い張ったという。
男性は「娘を失った喪失感も辛いが、軍服務中に結婚し大学を諦めて過ごした10年が悔しく、むなしい」と語った。
ヤン・ジヨル弁護士は「最初から誤った結婚であり、婚姻取り消し事由になり得る。実子でないと知らず養育費を払った事実は、財産分与や慰謝料の返還を求める材料になり得る」と指摘した。
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