
韓国で大学修学能力試験(修能)まで1カ月余りに迫る中、20代の家庭教師が授業料20万ウォン(約2万1000円)が支払われないため辞めたいが、修能が迫っているので踏み切れないという葛藤をオンラインコミュニティに投稿した。
投稿者は教育学部を卒業し、ロースクールに在学中。同郷の生徒であることなどに親近感を抱き、大学時代から週1回、時給3万ウォン(約3150円)という格安で家庭教師を引き受けた。
保護者は毎月5日ごろに入金してくれていた。しかし、9月5日に入っていなかったので連絡したが、返信がなく、その後も音信不通の状態が続いた。
20日になってようやく連絡がついたが、相手から「稼いでるんでしょ?たいした金額でもないのに何をガツガツしているのか」と侮辱された。しかも「すぐ振り込む」と言っておきながら支払いはない。
23日に投稿者が「辞める」と言うと、保護者は「無責任だ」と怒りだす一方、生徒自身は「修能が終わったらアルバイトしてでも返すから、もう少しだけ見てほしい」と懇願してきたという。
投稿者は「受験前の大事な時期なのは重々承知している。生徒のことは気になるが、辞めるべきだろうか。簡単には割り切れない」と問いかけた。
この投稿には「親が気にもかけない生徒をなぜ心配する?」「対価が支払われない労働などやる意味はない」「修能が終わっても絶対払わない。今すぐ辞めろ」といったコメントが殺到している。
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