
韓国全羅北道の食堂で、意識を失って倒れた男性が、食事をしていた警察官らの素早い応急措置で一命を取りとめた。韓国警察庁の公式ユーチューブチャンネル「大韓民国警察庁」に9月24日、その際の映像が公開された。
それによると、事件は食堂が混雑する夕食時に発生。男性は家族と食事中に体調を崩して意識を失い、床に倒れ込んだ。家族が体を揺すって呼びかけたが反応はなく、食堂の経営者が助けを求めに走った。
すると店の奥から数人の警察官が駆けつけた。彼らは井邑警察署の派出所に勤務しており、仕事を終えて食事中だった。警察官らはすぐに男性の靴やベルトを外し、心肺蘇生術を施した。

救命措置の結果、男性は1分ほどで意識を取り戻し、現場に到着した救急隊に引き渡された。
この出来事はユーチューブで広まり、視聴者からは「警察官が本当にありがたい」「沈着に対応した食堂経営者も立派」「皆が英雄であり賞賛に値する」など称賛の声が相次いだ。
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