
ソウルの江南(カンナム)でジムを経営していたフィットネストレーナーで放送業界人のヤン・チスン氏(51)が、自身のジムが強制撤去された際に執行官からセクハラを受けたと主張し、防犯カメラ映像を公開した。
ヤン氏は9月27日、自身のユーチューブチャンネルで「強制執行に来た執行官の一人が『お、いい体してるな。胸を思い切り触ってみたい』と言って実際に触ってきた」と証言した。映像にはスーツ姿の執行官がヤンの胸をつかむようにして触る場面が映っている。
「強制執行で混乱していてその場では耐えたが、後から非常に不快になった。相手は極限の状況に置かれた人間に対して絶対にしてはならない行為をした」と、ヤン氏は怒りを表した。
ヤン氏は2019年に江南区論峴洞(ノニョンドン)の商業ビルにジムを開業し、数億ウォン(1ウォン=約0.11円)を投資。しかし、建物が寄付採納条件(自治体が寄付を受け入れる際の条件)付きの公共施設だったため、2022年に江南区庁から退去命令を受けて閉館した。
保証金3億5000万ウォン、施設費5億ウォン、家賃や権利金、会員への返金などを含め約15億ウォンの損失を被ったヤン氏は契約時に条件が十分説明されなかったと主張。「公共施設に入居した賃借人の権利を保護すべきだ」として国会に請願を提出している。
(c)news1