2025 年 12月 3日 (水)
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Com2uS新作「桃源暗鬼 Crimson Inferno」…リアルなグラフィックで原作の魅力倍増

9月25日、東京ゲームショウ(TGS)会場に設置されたCom2uSブース(c)news1

韓国発ゲーム会社Com2uSの新作「桃源暗鬼 Crimson Inferno」が、東京ゲームショウ(TGS 2025)で公開された。高品質なグラフィックと独自のカードシステムを前面に打ち出し、原作アニメの人気をゲームに拡張する狙いだ。

この作品は、2025年7月から放送中の同名TVアニメ「桃源暗鬼」をもとに開発されたモバイル・PC対応のクロスプラットフォーム型ターン制RPG。原作は日本民話をモチーフに、鬼の血を引く者と桃太郎の血を継ぐ者との対立を描き、累計発行部数400万部を突破した人気作だ。

TGS会場に設置されたCom2uSのブースでは、来場者が実際に試遊可能。最大の特徴は「カードシステム」で、キャラクターごとに所持するスキルカードを同じ色で組み合わせることで効果が増幅される。カードの組み合わせと敵からのダメージ回避をめぐる駆け引きが、ターン制RPG特有の戦略性を一層引き立てていた。

開発陣インタビューにはアートディレクターのキム・ピルジョン氏、プロデューサーのイ・ドンウォン氏、そして原作制作委員会から原口雄樹プロデューサーが参加。キム・ピルジョン氏は「自然な動作の実現と、多彩なカメラアングルによる立体感の演出に注力した」と語った。イ・ドンウォン氏は「カードシステムを導入し、誰でも楽しめる一方で、組み合わせによって戦略性を高めた」と強調した。

TGSで公開した理由について、イ・ドンウォン氏は「原作アニメが現在人気を博しており、相乗効果を最大化するには今が最適のタイミングだと判断した」と説明。ただしリリース時期は「アニメ第1期の放送終了前に拙速に出すつもりはない。できる限り早期に発売したいが、時期はまだ調整中」と明言を避けた。

(c)news1

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