2025 年 11月 21日 (金)
ホーム経済不動産ソウルはあきらめ京畿道へ…交通利便性・大規模団地で住宅需要

ソウルはあきらめ京畿道へ…交通利便性・大規模団地で住宅需要

BSハニャン(c)MONEYTODAY

ソウルの高騰した住宅価格と家賃水準に疲れた需要層が京畿道へと流れ込み、首都圏外郭の不動産市場が活気づいている。京畿道の主要都市では直近2年間で1万5000人以上の人口純増を記録し、増加傾向が住宅需要を押し上げている。首都圏広域急行鉄道(GTX)や地下鉄延伸といった交通インフラ改善への期待も実需に反映されている。

不動産ビッグデータプラットフォーム「アシル」が統計庁資料を分析したところ、2023年8月から2025年8月までの2年間で京畿道の主要地域は着実な人口増を見せた。特に華城市が5万97人で最多となり、続いて楊州市(3万1754人)、坡州市(2万4634人)、安養市(1万8767人)、烏山市(1万7636人)、平沢市(1万6489人)、龍仁市(1万5749人)などが大幅な純増を記録した。

背景には居住環境の改善と交通網拡充がある。安養市は再開発を通じて老朽住宅地を刷新し、華城の東灘2新都市、楊州の楊州新都市、坡州の雲井新都市、烏山の世橋地区、平沢の高徳新都市など新都市開発が人口流入を牽引している。

交通面では、華城・坡州・龍仁はGTX-Aの開通でソウルアクセスが向上。楊州は首都圏第2循環高速道路の開通で広域移動性が拡大した。烏山はGTX-Cや東灘都市鉄道(予定)、盆唐線延長(計画)に期待が寄せられ、平沢も支制駅を中心に交通インフラ整備が注目されている。

こうした動きにより分譲市場の競争率や実際の取引価格も上昇している。2025年5月に供給された「東灘フォレパーク自然&プルジオ」には634戸の募集に4万3000人余りが殺到し、平均倍率68.6、最高倍率284.3を記録。烏山の「ロッテキャッスルウィナーズフォレ」は専有103.911㎡が7億80万ウォンで取引され、過去最高を更新した。平沢の「ホバンサミットラポレ」も専有104.564㎡が6億7000万ウォンで取引され、新記録を樹立した。

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