2025 年 9月 29日 (月)
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韓国・大統領室参謀の平均資産2億3000万円、3人に1人「江南3区」に不動産保有

大統領SNS(c)news1

韓国の政府公職者倫理委員会は9月26日の官報で、7月1日までに任命された大統領室参謀31人の財産を公開した。平均額は22億2848万ウォン(約2億3576万円)に達し、3人に1人がソウル江南・瑞草・松坡のいわゆる「江南3区」に不動産を保有していることが明らかになった。

今回の公開対象は6月2日から7月1日までの新任参謀で、大統領室の秘書官級以上55人のうち31人が含まれた。江南3区に不動産を持つ参謀は11人、「麻龍城(麻浦・龍山・城東区)」は3人、イ・ジェミョン(李在明)大統領が市長を務めた京畿道城南市盆唐区にも4人が不動産を所有していた。

資産額が最も多かったのはキム・サンホ報道支援秘書官で、60億7837万ウォン(約6億4290万円)を申告。本人と配偶者名義でソウル市広津区九宜洞のマンションや江南区大峙洞の多世帯住宅6棟など計75億ウォン(約7億9350万円)規模の建物を所有する一方、借入金は22億9615万ウォン(約2億4290万円)と報告した。

続いてムン・ジニョン社会首席秘書官が55億3197万ウォン(約5億8530万円)、イ・テヒョン民政秘書官が55億3068万ウォン(約5億8519万円)、チェ・ソンア海外言論秘書官が47億7887万ウォン(約5億565万円)、ポン・ウク民政首席秘書官が43億6254万ウォン(約4億6160万円)と続いた。

最も少なかったのはチョン・ソンファン傾聴統合首席秘書官で2億9267万ウォン(約3097万円)、次いでキム・ナムジュン第1付属室長4億1355万ウォン(約4374万円)、キム・ヨンチェ人事秘書官5億2051万ウォン(約5509万円)などが報告された。

注目されたのはイ・ジェミョン大統領の側近「城南ライン」とされるキム・ヒョンジ総務秘書官だ。キム秘書官は京畿道城南市盆唐区大長洞のマンションなど建物19億3350万ウォン(約2億461万円)、預金1億6687万ウォン(約1766万円)、負債9億8938万ウォン(約1億468万円)を申告した。

キム・ヨンボム政策室長は42億2422万ウォン(約4億4686万円)、ウ・サンホ政務首席秘書官は17億2268万ウォン(約1億8224万円)、イ・ギュヨン広報疎通首席秘書官は21億497万ウォン(約2億2230万円)を申告した。このほかハ・ジュンギョン経済成長首席秘書官33億ウォン(約3億4911万円)、ハ・ジョンウAI未来企画首席秘書官28億ウォン(約2億9624万円)、リュ・ドクヒョン財政企画補佐官19億ウォン(約2億102万円)、ソン・ギホ国政状況室長24億ウォン(約2億5392万円)なども含まれた。

一方、国会議員出身のイ・ジェミョン大統領やカン・フンシク大統領秘書室長、ウィ・ソンラク国家安保室長、カン・ユジョン大統領報道官らは、3月に国会公職者倫理委員会で財産が公開済みのため今回は対象外となった。

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