
ソウルの飲食店主が、店の前でたばこを吸っていた80代の男を注意したところ、暴行を受ける事件が起きた。韓国JTBCの番組「事件班長」が取り上げた。
事件は6月26日夕方に発生。トーストの店を営む店主は、入り口付近で喫煙していた80代の男2人に「煙が店内に入るから」と言って移動を求めた。店は中学校から約30メートルしか離れておらず、一帯は禁煙区域だ。
しかし、そのうち1人が逆上し「死にたいのか」と罵倒。店主の頬を殴打して「ここは俺の土地だ」などと事実無根の発言を繰り返し、「5歳若ければ殺していた」と暴言を浴びせた。暴行はひどくなる一方で、「目玉を焼いてやる」と叫びながらたばこを店主の眉間に押し付けた。
警察官が駆け付けると、男は「自分が暴行された」と虚偽の説明をしたが、店の防犯カメラに一部始終が記録されていた。加害者が高齢であることから警察は男を帰宅させたが、その後も捜査に応じず、事件は進展していないという。
番組に出演したソン・スホ弁護士は「業務を妨害した点で業務妨害罪が成立し、吸い殻を押しつけた行為は特殊暴行罪に当たる。捜査が進めば刑事処罰に至る可能性がある」と述べた。
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